2020年度新潟県公立入試(予測)

勝手な予測ですが、それでも長年の経験に基づいています。

「国語」

難化が予測されます。
昨年度の入試で、平均点が60を超えました。新潟県の国語は通常全国レベルでもトップクラスの難易度を誇る問題でした。そうそう簡単に解けなかったはずです。理由は漢字の読み書き増加、古文の易化が主な要因でしょう。

焦ることはありません。

漢字の読み書きをしっかりやってください。

現代仮名遣いにしっかりとなおしてください。

ショートエッセイでは「言い過ぎ」「足らなさすぎ」の選択肢が紛れ込んでいることが多々あります。しっかり吟味してください。

長文接続詞はしっかりと前後関係から確認してください。

以上を取ればほぼほぼ40点です。あとは時間通りに積み上げれば平均点はいけます。


古文が数年前の傾向に戻ったら、説明文、単語説明で状況をつかむ、主語、目的語(客体)をつかみ取りましょう。中学レベルでは絶対に全訳不可です。なんとか頑張りましょう。

とにかく頑張れ。

「数学」

昨年度、非常に受験生を苦しめた科目です。平均点が30点台後半ということで、ここで意識してほしいのは、とにかく

「心を折られない」

「戦い抜くこと」

です。
(場慣れしていない中学生はここで心がおられてしまう人も多い。いつもの試験と違います。「あの問題どうだった」は禁句です。切り替えて次に臨みましょう)

受験生には
大問1、大問2は満点、それぞれの大問3~大問6は(1)はなんとか取ろうと毎年話しています。最低限度それで、40~50点は確保できます。新井なら御の字、北城普通科でも平均点、高田普通科でも他の科目で挽回できればなんとか行けるラインです(理数科は傾斜配点があるので厳しい)。

最近、大問1の後半の統計初歩が難しくなっています。偏差値60くらいでもぽろぽろ落としてます。出来なかったらできなかったであまり気にしないでおきましょう。

大問2の確率は確実に取りましょう。絶対に樹形図(サイコロ表)です。書けばできます。

大問3の図形の証明は三角形の重なりに気をつけましょう(塾生はやりました)。
(完答でなくても、部分点はついてくるかもしれない。受ける学校によっても違う)

大問4の関数はねらい目。必ず(1)は状況把握の1問。長いテーマ分に惑わされずに一次関数y=ax+bを使いこなせるかどうかです。

大問5の規則性は近年厄介です。トータル個数から、狙った個数をひくという場面が多いです。結構差がつくことが多い。出来なくても気にするな。

大問6(1)(2)は簡単なことが多いです。とりあえず三平方は一度は使います。その問題が出ているはずです。その覚悟で臨みましょう。中点連結定理との融合問題も近年問われています。

(3)(4)ももちろん解いてほしいが、(4)を解けているのは毎年受験生の0.8~2%前後です。新潟高校理数科以外気にしないでおきましょう。


「英語」
リスニングについて
駅の乗り換え案内がよくテーマになる。季節、曜日、月の綴りは大丈夫でしょうか。実は早稲田商学部(大学受験)こんなスペリングが出たりもします。以外に穴。

スピードは新潟県統一模試に慣れた生徒ならば安心してほしい。本試験はそれよりもゆっくりです。安心して臨んでほしいです。

後ろのテーマは日本語でいいので、キーワードを書きなぐってメモしておくといいでしょう。

やり取りの会話文は大丈夫でしょう。語彙も蓄えてあるだろう。

問題は英作文です。

新潟県の英作文は本当に傾向がころころ変わります。

「あれ?」

と思った時には、前後左右の生徒も同様に

「あれ?」


と思っているはずです。かけるだけ書いてきましょう。英作文は論理構成、文法もチェックしますが、中学レベルで一番チェックする項目がスペリングです。最後まで気を抜かないように。


最後の品行方正高校生英語は、どれだけ読み慣れているかがものをいいます。最後にもう一度、模試、本試験を見直しましょう。受験と真摯に向き合ってきた君たちならわかるはずですが、中学英語をやや一歩超えた語彙が出題されるので
「視線の移動」
がこの文のカギです。これをいきなり少なくはできない。自分と、今までの勉強を信じよう。
頑張れ。

「社会」
今はコロナウイルスでいっぱいいっぱいだが、プレグジットが今年度の大きな動きだったはずです。どの国が抜けるのか、抜ける国、場所、宰相(イギリスの首相)はだれなのか(ジョンソン)その顔写真ぐらいは覚えておこう。

地理統計資料問題にはなぜか模試で二回連続ナイジェリアが出ていますが、これはすぐに排除できます。
ロシアは有料資源国です。だからあんなに強気なんです。それを確認しましょう。
ドイツとフランスの違いは工業のみで聞かれた場合は
ドイツ→自動車、医薬品
フランス→自動車、航空機
です。最後の確認です。

歴史はほぼほぼ予測不可能です。とくに難しいのは歴史の事柄並べ替えです。できる年もあれば、これは厳しいだろという場面もあります。私としては公民が毎年おしなべて取りやすいと思うので、毛嫌いせずに解いてほしいです。
1868年→明治(いやーめいじだよろっぱくん)


1925年→大正14年 ラジオ放送開始
勝手に重要視した年号。
上は毎年言ってますが、下は
普通選挙法(満25歳以上の男子に対して選挙権を与える)
治安維持法(社会主義政策者への取り締まり)

ラジオ放送開始

が重なっています。んでなんで予想したかというと
「鬼滅の刃」
が大正時代がモデルでしょう。あれから100年しかたってない(?)
センター英語も「君の名は。」からもじったので、出してもおかしくないかなと。


あとは司法関係は裁判員制度導入から2020年度で13年がたち、法科大学院も国立でも廃校の動きが目立ってきました(横浜国立大学法科大学院ですら廃校とのことです)。今一度この制度自体が必要なのか、不必要なのか問われています。理由は
「司法予備試験導入」
があったからです。

あと裁判員制度は
「刑事事件」
に適用されます。確認してください。

「理科」
大問7問から8問にわたり、おおむねの予想はどれが出るかというのは予想が一番難しいです。非常に幅広く出題されます。

酸化鉄、硫化鉄など化学反応式、電池の反応、明けの明星、宵の明星などいろいろああります。

こればかりは今まで使ってきた問題集、模試、過去問でバツがついたところをもう一度確認しましょう。

バツがついたところでもう一度教科書、参考書をひっくり返し確認しましょう。

高田理数科以上の生徒であれば
「直列抵抗の式」(そのままの和)
「並列抵抗の式」(逆比の和)
を再度確認しましょう。

オームの法則でも(1)は何とか解けます。気を抜かずにやり抜けば先は見えてきます。

さあ、ここまでやり切って前半戦だ。明日もあるぞ。風呂入って寝よう。

May fortune be with you.

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